鎮守の木



シイ(椎:しい)ブナ科シイ属 
照葉樹林構成種の代表的な種で、日本にはツブラジイ(コジイ)・スダジイの2種が分布しています。
この2種の違いはさほどなく、区別が難しい固体もあります。基本的に、ツブラジイは呼名のごとく
実がツブラ(小さく)で樹皮の縦割れが目立たないのに対し、スダジイの実はコジイよりも比較的大きく
樹皮の縦割れが目立ちます。生息分布に関しては、2種共存する地域では、潮風の強い海岸沿いにはスダジイ
が、内陸にツブラジイが出現していることが多いようです。
シイの実は縄文時代に生きた人たちにとって重要な食料であったと言われています。
今でも拾って食す人がたくさんおられます。フライパンで煎って食べると香ばしくて美味しいです。
実の中に虫が入っていたらいけないので、拾った実は必ず水に浸けて、浮いた物は処分し注意しながら
食されることをおすすめいたします。
枝木は、シイタケ栽培用のホダ木としても使われます。
全国的に老齢樹・巨樹が多く存在していて、よく昔のアニメに出てきた「森のおばけ」や「木のお化け」のモデルとなった
種類だと思います。暗くて鬱蒼とした照葉樹林の中にどっしりと佇むシイの巨樹は、今にも動き出しそうで
森に君臨する「森の主」というような少し不気味な存在感を漂わせます。


 



 
 長谷地区 八坂神社
樹高:約15m  胸高幹周:約5m  推定樹齢:400年~500年  
大阪府指定天然記念物:昭和49年3月29日指定

出来るだけ近寄らず遠めに眺めましょう。根元の土を踏み固めてしまうと、木の根も呼吸ができなくなり
枝を枯らしはじめ、深刻になると弱って枯死してしまいます。あたたかく見守っていきましょう。


シイの木が確認される神社

八坂神社 : 豊能郡能勢町長谷古野117 (明治40年岐尼神社合祀)
建水分神社 : 南河内郡千早赤阪村水分357