4月(卯月)


食材

四月の大阪を代表する旬の食材


   野菜  
   そらまめ(空豆・蚕豆  
 
そらまめ
空豆
名前の由来は、サヤが空へ向かって成長するから。
また、サヤの形が蚕(かいこ)に似ているので蚕豆(そらまめ)という説もあります。
新石器時代に、近東で栽培される世界最古の農作物の一つ。
我が国へは天平8(736)年に中国からインド僧によって伝えられ、僧行基が初めて栽培したといわれています。
 
     
   僧行基は大阪の堺市の出身。
大阪に行基さんが作ったものは沢山あります。
 
  久米田池(大阪府岸和田市
岸和田だんじり祭の際、久米田池を開削した行基に感謝するため、八木地区の全町と山直北地区の田治米町・今木町の計13台の地車が久米田寺の境内に乗り入れ、行基堂前に集合します。(行基参り)

狭山池(大阪府大阪狭山市
日本最古のダム式ため池です。 7世紀前半(616年か?)に築造されたとされ、『古事記』・『日本書紀』にもその名が記されています。
行基さんはその狭山池を改修されました。(8世紀)
この池の北西に龍神社があります。 
 
     
   若牛蒡(わかごぼう):旬 2月末〜4月上旬)
主な産地:八尾市
 
     
   八尾市を中心に生産されている大阪特産の「八尾若ゴボウ」の葉に、機能性成分「ルチン」が高いレベルで含まれているということです。
ルチンは、生理活性機能を有するフラボノイドの一種で、毛細血管を強化する働きや血栓を防いで、血流をスムーズにする働きを持ち、高血圧や動脈硬化などのリスクを軽減する機能性成分として期待されています。
 
 
八尾の若ゴボウと調理方法
画像を左クリックすると大きく表示されます。
 
  大阪南の台所と称される黒門市場に「なべじ」さんがあります。「八尾の若ゴボウ」を調理方法(レシピ)まで添えて持ってきてくださいました。
大阪野菜入り次第持ってきますよとのこと。嬉しいですね。 
 
     
  牛という字を「ご」と読ませるのに「牛蒡」(ごぼう)「牛頭」(ごず)あります。
ゴボウは黒く牛のしっぽに似ていたからという説があります。
午後の「ご」は「馬の午」ですよね。
どういう経過で牛頭天王の午(ご)になったのでしょうか。
江戸時代までは牛頭天王を祭神とする神社沢山ありました。
病気平癒・厄除け・毒虫退治の神として知られています。 
 
     
  江戸時代までは「牛頭天王」明治になって「スサノウノミコト」を祭神にしています。
病気平癒・厄除け・疫病退治・毒虫退治のご神徳のあるお宮です。俗に言う「祇園さん」がそのお宮に当たります。 
 
  杭全神社(大阪市平野区)
難波八坂神社(大阪市浪速区)
布忍神社(松原市北新町)
他にも沢山「牛頭天王」祭神とされた由緒あるお宮は沢山あります。 
 
     
   たけのこ(筍):旬 4月から5月中旬
主な産地:岸和田市貝塚市和泉市島本町
 
  食用タケノコの原産は中国江南地方。
我が国へ伝わったのは弥生時代ではないかといわれています。
十八世紀まではマダケ(真竹)、ハッチク(淡竹)が主流であったが、約300年前に元文元年(1736年)中国から琉球を経て、薩摩藩が
モウソウダケ(孟宗竹)の2株を導入したのがはじまりとか。 
 
     
   「大阪の千里は昔タケノコの名産地だった。」  
  千里のタケノコは最高級品「山田の銀筍」と呼ばれ、もてはやされたそうです。
1961年から工事が始まった千里ニュータウンの開発。1970年の大阪万博などはその様な丘陵地帯を切り開いて開催されました。
今では昔の面影は・・・・。ありました。今も残る竹林の面影。
北大阪急行と大阪モノレール線の千里中央駅の東側、マンションや住宅が建ち並ぶ上新田地区の一角に、大阪のみどり百選にも選ばれている千里の竹林があります。この竹林の中に上新田から千里中央駅へ通じる竹林道が延びています。
この竹林の中に天神社が鎮座しています。 
 
     
   水間 木積のタケノコ  
   木積は貝塚市東部、和歌山県境にほど近い奥水間にあります。地名からも分かるように水に恵まれたこの地の赤土は筍を育てるのに最適な粘質と養分を持っています。
昭和の初め頃までは朝堀された筍が黒門などの市場に出荷され、主に料亭用として珍重されてきました。
 
     
 
水間 木積のタケノコ
 
    「タケノコのようにこれから上に向かって真っ直ぐに伸びますように御供え下さい」と
木積のタケノコを御供えしてくださいました。
 
   奥水間には足の神様としてしたわれてる道陸神社西葛城神社があります。  
     
  鮮魚   
   まだい(真鯛)  
   スズキ亜目タイ科の海産魚で日本人になじみの深い魚。
祭りに欠かせない魚です。
俗に桜鯛といいます。
古くから瀬戸内や大阪湾を本場とし、繁殖後は外洋に出るが、一部の鯛は内海に泊まり、秋冬に魚味が恢復するので、美味の旬と。
大阪では「ホンダイ」といいます。
 
     
  大阪での料理法は、兜煮、うしお汁等、普通の造り、塩焼、煮物とは別の料理があります。他に「小鯛の押鮨」は伝統のある大阪寿司を代表しています。   
     
   えびすさんと鯛は切っても切れない関係ですね。大阪では1月10日前後になりますと沢山のえびす祭りがあります。  
     
  今宮戎神社(大阪市浪速区)
堀川神社(大阪市北区)
菅原神社(堺市堺区)
石津神社(堺市西区)
石津太神社(堺市西区)
布施戎神社(東市大阪市)
その他多くの神社でもえびす祭りを行っておられます。
 
     
     
   食材となる生ける「もの」はその命を私たちに与えてくれています。
食事の挨拶の「いただきます」「あなたたちの命をいただきます。そうして、私の命の糧にします。」と、いうことです。
食の神様は伊勢の外宮に祀られている「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」です。
総ての事をお守りなっている内宮に祀られている「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」
この2柱の伊勢の神宮の神様、氏神様に感謝して食事には「いただきます」と言いましょう。