6月(水無月みなづき)


   夏至 (げし)  
    二十四節気の1つ。  6月21日頃     七十二候  
   1年で昼の時間が最も長い日です。太陽が最北(北回帰線上)に来ます。
しかし、この時期の日本は梅雨のまっ只中。冬より日照時間が少ないことがあります。
 
     
   古来から日本では天照大神は太陽の化身といわれています。
夏至から本格的な夏となり、太陽の勢力が増し黄金色に輝きます。
この夏の太陽のみなぎる息吹が稲に降り注ぎ得ることによって黄金色なす稲穂と化するのです。
お米を頂くということは、まさに太陽の化身である天照大神の息吹(エネルギー)を頂いているということなのです。
 
     
   生根神社「だいがく」(祭礼日:7月24日・25日)や秋田県の「竿燈(かんとう)」などは豊穣の祭りで、「かんとう」「竿燈」全体を稲穂に、連なる提灯を米俵に見立ています。  
     
     
  最近「エコ」と騒がれています。
eco ecologyの略:辞書を引くと→
1.生態学、エコロジー、環境学、人間生態学(human ecology)、社会生態学
2.生態環境
この様に表記されています。
空気の浄化をおこなう森林。
自然そのままを残そうとする神社の森や都会の中に位置する神社の森はまさにエコロジーなのです。
このことに一番早くに気づき、神社の森、鎮守の森を守らなければ成らないと訴え続けた人が居ます。
日本の博物学者、生物学者(とくに菌類学)、民俗学者である南方熊楠(みなかたくまぐす)です。
世界で初めて「ナショナルトラスト運動」自然保護を訴えたのも南方熊楠です。
彼は鎮守の森の保護や和歌山県田辺湾にある「神島(かしま)」の保護運動を起こします。
「神島」は昭和10年国の天然記念物となりました。
昭和天皇は昭和4年に初めて南方熊楠と会うのですが、33年後の昭和37年に白浜に行幸されたときに神島を見て詠まれた歌があります。 
 
   雨にけぶる 神島を見て 紀伊の国の 生みし南方熊楠を思ふ  
     
   自然を破壊することは、いとも簡単なことです。
一度破壊された自然を元に戻すことは、大変な時間と労力とお金が必要といわれています。
しかし、保護することは皆様の意識で出来ることなんですね。
氏子の皆様、どうかこの素晴らしい神社の森を後世に伝えてください。
神社の森はエコそのものなんです。
木々の保護をお願いします。
 
     
   南方熊楠に関わる大阪での足跡
産土神社:泉南郡岬町多奈川谷川1462
明治33年に日本帰った南方熊楠は大阪・泉南の深日(ふけ)村谷川にある産土神社の隣の理智院に身を寄せます。