8月(葉月)


   立秋(りっしゅう)  
   二十四節気の一つ。   8月7,8日頃   七十二候  
   暦の上では秋になるが、実際には「残暑」が厳しく、一年で最も暑い時期となります。
挨拶状を出すとするなら、この日から「暑中見舞い」ではなく「残暑見舞い」となります。
 
     
   この時期、作物を収穫して太陽にあてて乾かす時期と言われています。  
     
 
「漢字語源辞書」の「秋」の記文を抜粋しました。
甲骨文字  古文  篆刻  楷書
「秋」の字は、もちろんアキという季節を意味するが、なぜアキをts'iog シウというのであろうか。
甲骨文字禾(穂のついたイネ)を□で束ねたことを表している。
収穫物を束ねることであろう。
古文は「禾+日(火)」の会意文字であり、収穫した禾を、日光で乾かす意を寓したものである。
   (省略)
アキには作物を取り入れて、グッと束ねてしまいこむ。
また作物を乾かして収縮させる。
いずれにせよ、アキは田畑の収穫物がグッと引きしめられる時節である。
乾かしたり束ねたりして収穫する意味からいえば、焦や縮などと全く同じ系統のコトバである。
   (以下省略)
「漢字語源辞書」 (文学博士 藤堂明保著) 《學燈社》
 
   「漢字語源辞書」には秋の語源について以上のように載っていました。
立秋は暦上は秋でも一年で一番暑い時節と言われますが、秋の語源を知ると暑くなければならないように思いますね。
稲作においては、この暑さは大切なのです。
 
     
   秋田県の竿灯(かんとう)や大阪市西成区の生根神社の「だいがく祭り」は、
やぐらの上に提灯をつるした柱を立てたものを、たわわに実った稲穂に、また連なる提灯を米俵に見立て、五穀豊穣を願ったおまつりです。
 
 
生根神社の「だいがく祭り」
生根神社の「だいがく祭り」 生根神社の「だいがく祭り」
 
     
   氏子の皆様に一言  
   日本の食料自給率は約40%。 世界の中でもとても低いのです。日本における食物の自給率が低くなったといわれている原因は、日本人がお米を食べなくなっていることが大きいとされています。
お米の自給率は100%です。これは、お米を食べないことからおこる米余り現象から来ています。
卵は9%なのです。卵自体は国内で生産されているが卵をつくるまでのエサが輸入された原料が多いのです。
小麦は11%。トウモロコシなんかは0%です。
大豆は「国産大豆」5%「輸入大豆」95%。醤油の自給率はなんと0%。日本でたくさん使われている大豆は危機的状況です。
国産のおいしいお米と、国産のおいしい納豆と、国産のおいしい豆腐のお味噌汁で、安定した毎日を過ごせるようになればいいですね。
日本人の食生活の変化も大きく自給率の低下に影響しています。
日本国民の食生活が米・野菜中心の生活からパン・肉などの生活に変わってきたことも大きな要因ではないでしょうか。
米作りは神道の原点であり、日本の芸能の原点でもあります。
皆様、お米を食べましょう。
(以上の食糧の自給率は農林水産庁が発表のデーターをもとにしました)
 
     
   ここで一言
実は上記の食糧自給率は石油や化学肥料の輸入が現状のままで出されたカロリーベースの自給率です。
  カロリーベース総合食料自給率  日本は約40%
   国民1人1日当たりの国内生産カロリー÷国民1人1日当たりの消費カロリー
 
     
   石油が高騰したとか最悪石油の輸入が止まったとかした場合、食料の自給率は7%になってしまうと聞きました。
日本は今、石油エネルギーが無くては食料生産出来ないようなシステムになっています。
石油が高くなったり輸入されなくなれば、耕耘機も止まってしまいます。(その時には総ての産業が駄目になるでしょうが)
鋤での耕しも今となっては出来ないでしょう。
牛を使った耕しなどは、各地の神社でのお田植え神事で見るしか無くなっています。
米の乾燥やビニールハウスにおける栽培も無理でしょう。
肥料の原料は、石油・石炭などのエネルギー原料、リン鉱石、カリ鉱石などです。国産の原料はほとんどなく、輸入に依存しています。
化学肥料の輸入が止まったらどうします。人糞の肥やしでもやりますか。
日本の農業を豊かにすることを一度考えてみませんか。
農業は日本お祭りの原点でもあります。
ただ、日本は素晴らしい国であることも知ってください。
種をどのような土地にまいても、芽吹くような国は世界に類を見ないのです。
アスファルトの割れ目に大根などの根菜が芽吹くのですから。