社日(しゃにち)

秋社    

雑節の一つ。


  春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日。
この日氏神様に参ります。春の社日(しゃにち)を春社、秋の社日(しゃにち)を秋社といって初穂を供えて収穫を感謝します。 
 
  社日は春と秋の二回あります。春の社日は春社(はるしゃ)、秋の社日は秋社(あきしゃ)と呼んで区別する事もあります。
社日は、神事に関係する行事です。
社日の「社」とは土地の神、「産土神(うぶすながみ)」を祀った神社のことで、そこにお参りして五穀を供えて豊作を祈り(春社)、また秋の初穂を供えて収穫に感謝する(秋社)ものです。 
 
  田の神様・山の神様
産土神は元々はその地の守護神ですが、社日に見える産土神は守護神というよりその土地の生産力を司る神の意味が強いようです。
日本の農業神としては田の神・山の神信仰があります。
田の神様はまた同時に山の神様でもあって、春になると山から下りて田の神 となり、収穫が済んだ秋には再び山へ帰ってゆくと言う神様です。
農業が主要な産業であった日本ではこの田の神・山の神を信仰し、これを祀る多くの年中行事がありますが、中国から渡って来た社日は、元々が土地の神を祀る行事でしたから、土地の生産力を司る田の神信仰と上手く結びついて、春社は田の神を迎えて秋社は田の神を送る行事と考えられるようになりました。そしてそれはまた、農作業の始めや終わりの一つの目安ともされました。 
 
  社日の禁忌
社日は元々土地の神様、また農耕を司る「土の神様」の日と考えられますから、この日に土をいじる、掘り起こすなどの行為を忌む風習があります。
土いじりは神様の歩行を妨げるとか、土掘りは神の頭を掘ることだとか考えられたようです。 
 
  最近は「彼岸行事」は盛大に行われますがこの社日は彼岸に呑み込まれてしまって影が薄くなっています。ご近所の神社に、立ち寄って土地の守護神にお参りしましょう。   
     
  『アオギリ』 【青桐・梧桐】   
  高さ10〜15メートルになり、枝は太く、樹皮は滑らかで緑色です。葉がキリに似ていて、樹皮が鮮緑色なので青桐の名がありますが桐の仲間ではなく、アオギリ科の落葉高木です。カカオも同じアオギリ科の有用樹です。   
 
アオギリ 9月27日撮影
アオギリ 9月27日撮影
 
  朝に境内の掃除をしていると参拝者が「この様な葉っぱが落ちていました。葉っぱに種が付いています」というので見るとそれはアオギリの種子でした。
神社の西の玉垣沿いに植林されています。
西日の日除けにと先代が植林したのでしょう。
葉っぱに種が付いているのではなく、果実が5つに裂けて、それぞれの縁に種子が付いていることを話しました。 
 
 
アオギリの種子
アオギリの種子 9月27日撮影   アオギリの種子 9月27日撮影
 
  幼い頃、私たちは笹舟を作ったり、又このアオギリの種を水に浮かべて遊んだものです。
特にこのアオギリを水に浮かべると船に小さな人が乗っているようで楽しかったものです。
 
   
アオギリの種子を水に浮かべました
 アオギリの種子 9月27日撮影
 
     
 
桐と縁のある大阪の神社
神紋が五七又は三五の桐です。
 
 
 
 
     
  豊国神社:中央区大阪城2−1
山直神社:岸和田市内畑町3619 
 
     
     

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